最近テレビ等でCMを出しているネット生命保険会社の商品は従来からある老舗の大手国内生命保険会社に比べて保険料が半値近い商品が売り出されています。
以前、日本経済新聞に格差の理由が載っていましたのでそれを参考にして説明します。
まず生命保険の保険料はどういう仕組みで決められているのか?を説明しましょう。
1、死亡や入院等で保険会社が支払う金額があります。
2、契約者と約束した運用利回りを支払う金額があります。
3、会社を運営すりための人件費や様々な経費を支払う金額が必要です。
これらを計算して保険契約者から頂く保険料を割り出しています。
1の保険金の支払いは毎年一定ではありません。
大きな災害があった年は支払いは増加します。
それらを含め保険会社は死亡率を計算しています。
基準になるのは厚生労働省が毎年発表している一歳毎の死亡率と、保険会社が保険料算定に使う標準生命表から割り出します。
生命保険の保険料が、年齢が高い人ほど高く設定されているのは、一般的にみて年齢が高くなるほど、病気になったり、死亡する可能性が高いからです。
この点では、ネット生命保険会社も老舗保険会社も大差はありません。
死亡率が原因ではなさそうです。
では2の運用利回りですが、今は運用益を出すのが難しくなっています。
これも大きな要因ではなさそうです。
となれば、最後に残った経費でしょうか?
そうなんです。
大手は営業員や事務職の人件費、営業拠点を全国に張り巡らし、事務所の家賃、電話代など維持費用、社会保険などの会社負担額など多額な経費が掛かります。
それを低く押さえたのがネット生命保険会社です。
具体的には
1、契約手続きはインターネットで行うので外交員が要らない。
2、事務所も大都市を中心に数を絞り、人件費、事務経費を押さえているのです。
最大で1/2近い差が出るのは主に経費の違いによるものが大きいのです。
しかし現実にはネット生命保険会社2社が保険料収入に占めるシェアはわずか0.2%にすぎません。
経費を押さえて安く出来ているのだから企業努力なわけでもっと加入者が増えても良いとは思いませんか?
そこには加入者の小さな規模の保険会社への不安。
わかりづらい保険をインターネットで決めて大丈夫なのか?
高くても担当者が見えるほうが安心できる。
保険は長く続けるものだから将来に渡って存続する会社を選びたい。
などの心理が働いているのではないかと思います。
ではどうすれば良い保険に巡り会えるのでしょうか?
今は昔と違い、国内生命保険会社、外資系、損保系、通販、インターネット、複数扱う代理店など多くの選択肢ができました。
加入者の皆さんが加入目的をしっかり持って、目的を叶える保険商品にはどんなものがあるか?を調べて、ある程度の知識と意思を持って担当者や店舗を訪ねる事をお勧めします。
保険も車や家電や洋服と同じです。
自分自身で何の為に使うのか?、どんな物が欲しいのか?わからずに店に行けば、担当者にとって都合のいい商品を掴まされる危険がありますよ。
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